幌加内町– 7/22(土)-23(日) –

「第0回 北海道まある+映画祭」の初回は幌加内町で開催します。この時期には、真っ白なそば畑が一面に広がっていることでしょう。町民の皆様にはぜひスクリーンで映画を存分に楽しんでいただき、町外の方もそばを食べに、そば畑を眺めに、そして映画を観に幌加内町へお越しください。

開催概要

会期2023年7月22日(土) – 23日(日) 2日間
会場幌加内町生涯学習センターあえる97
北海道雨竜郡幌加内町親和 TEL 0165-35-2177
料金
(1作品)
大人1,000円(オープニング上映のみ800円)
中高生500円
小学生以下無料
前売券6月16日(金)発売
生涯学習センターあえる97
幌加内町役場出納窓口
幌加内町役場朱鞠内支所
オンライン Pass Marketでお求めいただけます。
※当日券も同一料金で鑑賞いただけますが、席数に限りがございますのでお早めに前売券をお求めください。

上映作品

○オープニング上映

『ミニオンズ』のイルミネーションが贈る、極上のライブ体験、開幕!!

©2020 Universal Studios. All Rights Reserved.

上映日時7月22日(土) 12:00〜13:50(110分)
作品名SING シング ネクストステージ(日本語吹き替え版)
監督ガース・ジェニングス
作品紹介誰もが知る名曲やヒットソングを満載して描いたミュージカルコメディアニメ「SING シング」の続編。コアラのバスター・ムーンが再建に成功した「ニュー・ムーン・シアター」は地元で人気となり、連日満席の活気にあふれていた。しかし、バスターには、世界的なエンタテインメントの中心地レッド・ショア・シティにあるクリスタル・タワー・シアターで新しいショーを披露するという、さらなる夢があった。
ここが
観どころ
日本語吹き替え版はバスター役の内村光良をはじめ、坂本真綾斎藤司MISIA長澤まさみ大橋卓弥大地真央田中真弓と前作から変わらず、クレイ役で「B’z」の稲葉浩志が声優初挑戦しています。110分と少し長めですが、大人の方はもちろん、お子さんもきっと観中になってしまうはず! 前作を観ていない方でも楽しめます!

現代を生きる「アイヌ」を映し出した、新しい日本の映画 

©AINU MOSIR LLC/Booster Project

上映日時7月22日(土) 14:30〜16:54(84分)
作品名アイヌモシㇼ
監督福永壮志
作品紹介北海道阿寒湖のアイヌコタンを舞台に、アイヌの血を引く14 歳の少年の成長を描く。父親の死を経験し、友人たちとバンドを組み、進路やアイデンティティーに悩む、そんな普通の中学生の物語である。海外では移民・民族を取り上げた映画は少なくないが、日本国内ではあまり意識されないテーマを繊細に描き切った。 キャストは主役のカント役を務めた下倉幹人はじめ、現地に住むアイヌの方々を起用。リリー・フランキー三浦透子がゲスト出演している。 
ここが
観どころ
北海道出身の新鋭・福永監督が5年かけて作り上げた長編2作目となる本作は、ニューヨーク・トライベッカ映画祭のインターナショナル・ナラティブ・コンペティション部門に選出され、長編日本映画史上初となる審査員特別賞を受賞。本作で初主演を果たしたのはアイヌの血を引く新星・下倉幹人。演技は初めての彼は、力強い眼差しが印象的な主人公・カントを瑞々しく演じています。

あとを絶たない児童虐待 ― 社会の闇に挑む衝撃の話題作

©2021「189」制作委員会 ヴァンズピクチャーズ

上映日時7月22日(土) 17:25〜19:14(109分)
作品名189
監督加門幾生
作品紹介この子を助けたい! 新人児童福祉司の奮闘をリアルに描いた中山優馬主演の人間ドラマ。児童相談所虐待対策班で働く坂本大河は、ある日、シングルマザーの母親に虐待され、一時保護所にいた4歳の藤沢芽衣を母親の元に帰す現場に立ち会う。翌日、大河は芽衣が亡くなったと知らされショックを受ける。上司の安川から休養を取るように言われる大河だが、生前の芽衣が「家に帰りたくない!」と訴えていた姿を思い出し苦悩した末、辞表を手に職場へ向かう。その時、父親にひどい虐待を受け、病院に搬送された6歳の増田星羅の元へ向かってもらえないかと職場から電話が入る…
ここが
観どころ
“189”とは児童虐待から“いちはやく”子供を助けるための児童相談所虐待対応ダイヤル。児童相談所の虐待に関する対応件数は年々増え続け、その業務は逼迫しています。この映画は、実際の事件から着想を得て、「児童虐待という社会問題に少しでも関心を持っていただきたい」という想いから作られました。本作を通して、助けを求める子供たちと、その現場で働く人々の現実に触れてください。

○登壇ゲストあり

ゆうばり映画祭グランプリに輝いた名作、佐藤智也監督がゲストで登場!

© Marehito Production

上映日時7月23日(日) 9:30〜11:21(111分)
※上映後、佐藤智也監督の舞台挨拶あり
作品名湖底の空
監督佐藤智也
作品紹介ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020でグランプリとシネガーアワードをダブル受賞。日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、ある秘密を抱える双子の姉弟を描いた日中韓合作。韓国・安東(アンドン)で生まれ育った一卵性双生児の空と海。現在、イラストレーターとして上海で暮らす空は、出版社に勤める日本人男性・望月と出会う。似たような境遇を持つ2人は惹かれ合い、親密な関係を築いていく。そんな空のもとに、弟の海が訪ねてくるが海は性別適合手術を受けて女性になっていた…。
ここが
観どころ
本作が夕張と札幌以外の道内で上映されるのは初めてということで、佐藤監督がゲストとして駆けつけてくれます。何といっても観どころは1人2役を繊細に演じ分けた韓国の女優イ・テギョンの演技! オープニングで少しドキッとするかもしれませんが、作品の深いテーマを見事に表現しています。特別出演のアグネス・チャン「花より男子」の阿部力にも注目。作品の舞台で作品名にも関係している安東湖は、韓国で3番目に大きい人造湖ということで、日本一の人造湖・朱鞠内湖のある幌加内町の皆さんにぜひご覧いただきたい作品です。

4人の女性監督が「人形」をモチーフに女性の「生きづらさ」を描く

©2023 movies label will

※ポスター画像には「BIRD WOMAN」の表記がありますが、「BIRD WOMAN」は上映しませんのでご了承ください。

上映日時7月23日(日) 12:20〜13:43(83分)
作品名人形たち〜Dear Dolls
監督海上ミサコ 大原とき緒 西川文恵 吉村元希
作品紹介上司のセクハラに苦しむ姉を助けようと妹が奮闘する「怒れる人形」、人形を愛するホームレス女性が同じように人形を愛する男性と出会う「Doll Woman」、将来に悩む少女が古代の女性像を拾ったのを機に生きる道しるべを見つける「JOMON わたしのヴィーナス」、監督自身の過去現在を交えながら女性であることはどういうことかを考える「オンナのカタチ ヒトの形をして生まれながらも存在消されしモノの情景」の短編4本で構成されるオムニバス映画。
ここが
観どころ
ジェンダー平等が大きな社会テーマとなっています。映画は社会を映す鏡であり、同時に映画は多様な表現が可能な総合芸術でもあり、映画祭としてぜひこの作品を紹介したいと思いました。企画した大原とき緒監督は「どの作品も重いが、最終的には希望があるハッピーな内容になっている。決して男女の対立をあおるものではなく、性別を超えて協力していこうというメッセージも込められています」と語っています。ぜひ本作をご覧になって、その感想を周りと共有していただけたら幸いです。

嘘の上に絆を強める2人を待つものとは? その決断に心震えるヒューマンサスペンス

© 2018 CREATPS / Mystigri Pictures

上映日時7月23日(日) 14:15〜16:11(116分)
作品名コンプリシティ 優しい共犯
監督近浦啓
作品紹介2018年東京フィルメックス観客賞をはじめ世界の映画祭を席捲! 技能実習生として来日するも、劣悪な職場環境から逃げ出し、不法滞在者となってしまった中国人青年チェン・リャン(ルー・ユーライ)。彼は他人になりすまし、そば屋で働き口を見つける。口数が少なく不器用なそば屋の主人・弘(藤竜也)は、実の息子との関係も悪くどこか心に孤独を抱えていた。厳しくも温かい弘の背中に父を重ねるチェン・リャンと、彼の嘘をつゆ知らず情を深めていく弘、2人はまるで親子のような関係を築いていく。しかし嘘の上に築いた幸せは長く続かず、チェン・リャンを追う警察の手が迫り、すべてを清算する日がやってくる。その時、2人はお互いのためにある決断をする。
ここが
観どころ
そば日本一の幌加内町で映画祭をやるなら、絶対に上映したかった作品です。技能実習生の闇、国籍や年齢を越える絆など、観どころの多い作品ですが、藤竜也さんのそば打ちもその一つ。藤さんは撮影の1ヶ月前から山形の撮影現場に入り、2人の職人さんの指導のもと、約20日間、毎日70kgものそば打ちを特訓。職人さんから「約1ヶ月でそば打ち、そば切りは無理だ」と撮影前に厳しく言われていましたが、藤さんは見事にやり切り、プロの俳優の仕事を見せてくれています。

○クロージング上映

記憶を失くしたロボットと、ポンコツな大人。人生の宝物を探す感動ファンタジー

©2022映画「 TANG 」製作委員会

上映日時7月23日(日) 16:40〜18:35(115分)
作品名TANG タング
監督三木孝浩
作品紹介日本でもベストセラーとなったイギリスの小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」を、二宮和也主演で映画化。「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「思い、思われ、ふり、ふられ」三木孝浩が監督。ある理由から、自分の夢も妻との未来も諦めてしまった春日井健。そんな彼の家の庭に、記憶を失ったロボットのタングが迷い込んでくる。時代遅れな旧式のタングを捨てようとする健だったが、タングが失った記憶には、世界を変えるほどの秘密が隠されていた。
ここが
観どころ
お子さんからお年寄りまで楽しめる、クロージングに相応しい感動作。可愛らしいビジュアルに加えて、愛くるしい動きや声で観客の心を魅了するタングの正体とは? タングにモーションキャプチャーで動きをつけ、喜怒哀楽と知能の成長を声で表現し、命を吹き込んだ正体は、なんと主演を務めた二宮和也! 主演を務めるだけではなく、相棒のロボット役までも演じることになったのは、なんと本人からの提案だったそうです。そして実は本作の舞台となっているのは…観てからのお楽しみ。