審査員・選考員

審査員

長編部門(10/18-20 大樹町で上映・審査・表彰)

審査員長 清水 崇

1972年、群馬県出身。大学で演劇を専攻し、助監督を経て98年に監督デビュー。原案/脚本/監督のオリジナル企画「呪怨」シリーズ(99~06)はVシネ、劇場版を経てハリウッドリメイク。日本人監督初の全米No.1(興行成績)獲得。近作に『犬鳴村』(20)、『樹海村』(21)、『牛首村』(22)の《恐怖の村シリーズ》3部作。『忌怪島/きかいじま』、『ミンナのウタ』(共に23)など。ホラー以外に『魔女の宅急便』(14)、『ブルーハーツが聴こえる/少年の詩』(17)、『ホムンクルス』(21)など。プラネタリウムの科学映画『9次元からきた男』(16)が日本科学未来館にて上映中。今夏7月公開~『あのコはだぁれ?』が大ヒット。

広山 詞葉

日本大学芸術学部演劇学科出身、フロム・ファーストプロダクション所属の俳優。2017年より女優業と並行し、インディーズ映画のプロデュース活動を開始。2020年、堤幸彦監督初の自主映画となる映画『truth~姦しき弔いの果て~』をプロデュース。国内外の映画祭にて俳優・プロデューサーとして数多くの受賞歴を誇る。ドラマ「最後から二番目の恋」(CX)「軍師官兵衛」(NHK)「ひきこもり先生」(NHK)倉本聰作品「やすらぎの郷」(テレビ朝日)「SPEC」シリーズ(TBS)、映画「ヘルタースケルター」「ファーストラブ」など出演作多数。2024年11月、ミッキー・カーチス主演短編映画「運命屋」の全国公開を控える。

ほか

中編部門(9/7-9/8 倶知安町で上映・審査・表彰)

審査員長 熊切 和嘉

1974年生まれ、帯広市出身。大阪芸術大学の卒業制作作品『鬼畜大宴会』(97)がぴあフィルムフェスティバルで準グランプリを受賞。同作はベルリン国際映画祭パノラマ部門他、10カ国以上の国際映画祭に招待され、一躍注目を浴びる。10年、『海炭市叙景』がシネマニラ国際映画祭グランプリ及び最優秀俳優賞をはじめ、ドーヴィルアジア映画祭審査員賞などを受賞。その後も『私の男』(14)でモスクワ国際映画祭最優秀作品賞と最優秀男優賞の二冠を達成し、毎日映画コンクール日本映画大賞も獲得した。他監督作品は、『空の穴』(01)、『アンテナ』(04)、『青春☆金属バット』(06)、『フリージア』(07)、『ノン子36歳(家事手伝い)』(08)、『莫逆家族 バクギャクファミーリア』(12)、『夏の終り』(13)、『ディアスポリス ─DIRTY YELLOW BOYS─』(16)、『武曲 MUKOKU』(17)、『#マンホール』(23)、『658km、陽子の旅』(23)など。

グレッグ・デール

アメリカ出身。演出家・俳優。ブロードウェイで演技、演出を学び、ニューヨークでは古典劇を中心にプロの俳優及び演出家として10年以上活躍。来日後は古典演劇の演出、シナリオ執筆、舞台、テレビ出演などをこなす。帝劇、明治座、セゾン劇場、パルコ劇場で、若尾文子らの芝居にも出演した。俳優座の演出家でもあり、黒柳徹子などとともに、NLT、グローブ座、博品館劇場、俳優座の舞台にも立っている。監督・脚本・出演を務めた映画『ルール・オブ・リビング』が、セドナ国際映画祭 2024でワールドプレミア、最優秀長編コメディー賞を受賞。本映画祭の倶知安町クロージング作品として待望のジャパンプレミアを果たす。

後藤 一也

北海道文化放送映像プロデュース室部長。『ある出所者の軌跡〜浅草レッサーパンダ事件の深層』(2005年)など複数のテレビドキュメンタリーを監督、日本民間放送連盟賞報道ドキュメンタリー部門最優秀賞、ギャラクシー賞選奨、放送文化基金賞、地方の時代映像祭優秀賞など多数受賞。プロデュース・監督した『乃木坂46橋本奈々未の恋する文学』では、2018アジア旅映画テレビ映像祭(中国テレビ芸術家協会主催)国際番組部門グランプリ受賞。映画は『アジアの天使』(2021年、石井裕也監督)などに製作参加。2024年カンヌ国際映画祭正式出品『ぼくのお日さま』(9月13日全国公開、奥山大史監督)では、北海道撮影のロケーション担当など制作に参加している。

短編部門(8/31-9/1 森町で上映・審査・表彰)

審査員長 庄司 輝秋

映画監督、CMディレクター。 1980年9月19日宮城県石巻市生まれ。東京造形大学彫刻科卒。大学卒業後、広告制作・映像制作に関わる。SSFF&ASIA2009 短編映画『LINE』を発表。2013年、石巻を物語の地とした短編映画『んで、全部、海さ流した。』(ndjc2012作品)を単独で全国劇場公開。 映画『さよなら ほやマン』が長編劇場デビュー作となり、その感想が口コミで広がりロングラン大ヒット上映を記録。『さよなら ほやマン』は、本映画祭の森町クロージング作品として上映。

アフロ(MOROHA)

バンド「MOROHA」のMC。MOROHAは今年15周年を迎えるアコースティックギターのUKとMCのアフロからなる二人組。世代を超えた幅広い音楽ファンから支持を得るMOROHAには著名人の熱烈なファンも多く、これまでドラマシリーズ「宮本から君へ」のエンディングテーマや、映画『アイスと雨音』では劇中に登場する形で熱のこもったパフォーマンスを繰り広げたことも記憶に新しい。映画「さよなら ほやマン」で制作側からの熱烈オファーと映画の熱いメッセージ性に深く共鳴。自分がやらねばと本作で初主演映画デビューを飾った。第78回、毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞を受賞。

加藤 隼平

森町生まれ。2003 年、俳優を目指して単身上京、2004 年映画『倍音』で主演デビュー。 2006年に劇団「東京サムライガンズ」 を旗揚げ、全 11 公演の脚本・演出・出演・映像編集・デザインなどを自らが手掛ける。2012 年には『TOKYO BEAT MOVIES』 原宿編(監督・脚本・編集) にて映画監督デビュー。2017 年には劇団旗揚げ時からの夢であった東京・函館の2都市公演を実現させる。2022 年より函館へUターン。出身の森町で毎年 9 月に神社フェスをプロデュースしながら、 道南の店舗デザインや映像制作を中心にフリーランスのクリエイターとして活動中。

プログラミング・ディレクター

選考員による一次選考で評価の高い作品の中から、プログラミング・ディレクターが各部門のノミネート作品・上映作品を選定。

長編部門

塩田 時敏

1956年1月1日札幌出身。白夜書房の編集者から映画評論家へ。在職中よりZOOM-UP映画祭を引継ぎ、90年には「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の立ち上げより参加。その一方、塚本晋也、廣木隆一、三池崇史、ギャスパー・ノエ他の作品に出演。著書に『こんなに楽しい世界のファンタスティック映画祭』『韓国映画この容赦なき人生』等。「りりかの星」で監督デビュー。

中編部門

高橋 学

2018年よりゆうばりフィルムコミッション代表、2021年よりNPO法人ゆうばりファンタ理事、その他に障がい者のタレント事務所の代表や、障がい者支援のNPO法人あ・りーさだの理事を務める。映画の現場に数多く入り、近年では坪川拓史監督『不眠症のプラタナス』『姫のためのパヴァーヌ』、張曜元監督『相談』、グレゴル・ボジッチ監督作品などに参加。他にも映画宣伝、予告編、CM、メイキング制作などを手がける。北海道国際映画祭テクニカル・ディレクター。

短編部門

長谷川 雅弘

1988年よりコピーライターとしてキャリア開始。97年より20世紀FOX映画など洋画の北海道マーケティングを担当。07年より「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の広報、事務局、プロデューサーなどを歴任し、19年事務局⻑に就任。また、17年には北海道ロケ映画「ニート・ニート・ニート」製作。20年コロナ禍で疲弊したススキノを応援するためにススキノのライブバー有志メンバーによる応援ソング「SUSUKINO BEAT」をプロデュース及び作詞、MVの監督も務めた。北海道国際映画祭プロデューサー。

選考員

以下12名の選考員により、すべての応募作品の一次選考を行いました。

名前川島 亜希彦
所属・役職等北海道国際映画祭実行委員会 フェスティバル・ディレクター
経歴2001年よりメディア運営。10年「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」シネガーアワード審査員、また20〜22年には事務局を務める。23年札幌市手稲区委託事業として「ていね山映画祭」を企画し、パイロットフィルム「7月の約束」をプロデュース。
コメント始まったばかりの映画祭にご応募いただいた映画製作者の皆様の情熱、作品に込めた思い、そして映画祭への期待を重く受け止めています。だからこそ作品を評価することは、楽しいだけではない、その何倍も苦しい作業でした。
出身/年代北海道札幌市/40代
名前しめじ
所属・役職等北海道国際映画祭実行委員会
経歴映画業界に身を置いてから一番大変だった「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のスタッフを経て、現在も映画の仕事をさせてもらっています。
コメント第1回目となる「北海道国際映画祭」に、こんなにたくさんの応募を頂けたことにまず感動です。言語がわからなくとも伝わるものがあったり、とにかく真剣に見入ってしまう作品もあったり、様々な国の様々なジャンルの映画に触れることができました。ありがとうございました。
出身/年代北海道岩見沢市/40代
名前ガンバ
所属・役職等北海道国際映画祭実行委員会
経歴アニメ好き、映画祭に携わった経験あり
コメント見応えのある作品が多く感動しました
出身/年代北海道札幌市/50代
名前佐藤 友美
所属・役職等映画レビューサッポロ ライター
経歴FMラジオで映画紹介の経験を積んだ後、現在はWEBページで長編映画の新作紹介記事を書いています。
コメント人様が思いを込めて作った映画を評価するのは正直難しかったです。たくさんの秀作を観て、深い感心と感動を覚えました。
出身/年代北海道札幌市/50代
名前兼平ゆきえ
所属・役職等映画レビューサッポロ / From E…
経歴映画レビューサッポロという映画情報サイトにレビュー寄稿。恵庭市のコミュニティFMの番組『From E…LIFE』にてオススメ映画と音楽の情報を発信しています。
コメント様々なジャンルの多くの作品を拝見する事が出来、楽しませて頂きました。製作者皆様の作品に対する熱量を感じながら採点していると、自身の映画愛もまた一層高まったように思います。
出身/年代北海道恵庭市/40代
名前スズキトモヤ
所属・役職等Tiroir du Kinéma~ティロワ・デュ・キネマ~ シネマ・ジャーナリスト兼シネマ・ライター
コメント今回、第一回北海道国際映画祭の選考委員会のメンバーとして作品選定に携わらせて頂きましたが、まず映画とは「表現」なのです。一本の映画を作る、ワンシーンの動画を撮る。その中には、「表現」があって然るべき事。ただ、映画を撮りたいから撮る。作りたいから、作るではなく。作品の中に作り手達が伝えたい事が、ちゃんと作品の表に表出しているのか考えました。「一に脚本、二に役者、演出は三番目」という業界に古くからある考え方に則り、脚本いや、その以前となる企画段階における監督の作品に対する熱い想いも評価の基準に入れました。もちろん、斬新な映像の作り込みも非常に大切ですが、作品を生み出す前のこの作品の芯の部分や土台となる監督達のメッセージ性にも耳を傾けた結果の選定とさせて頂きました。
出身/年代大阪府枚方市/30代
名前デヴォン山岡
所属・役職等Shangri-La編集部 ライター
経歴趣味と抑えられない承認欲求から映画フリーペーパー『LOADED WEAPON』を発行。自称「映画ファン最後の良心」を名乗り、独自の映画論を展開するも誰にも聞いてもらえません。
コメントおこがましいことは自覚しつつ、観客目線&クリエイター目線で真剣に作品と対峙しました。エンタメとして面白い作品もあれば、今まで未知だった世界に触れるドキュメンタリーもあり、刺激的で充実したラインナップでした! 最高! ありがとうございました!
出身/年代北海道札幌市/40代
名前AKIRA
所属・役職等映画フリーペーパー「スガラムルディ」代表/映画ライター
経歴2017年から映画フリーペーパー「スガラムルディ」の発行を行う。苫小牧のミニシアター「シネマトーラス」スタッフ。
コメント全作品ひとつひとつに製作者の想いやアイデアがつまっていて、選考が難しかったです。一本一本観るたびに自分の新たな1ページが開かれていく感覚でした。いやぁ、映画って本当にいいもんですね。
出身/年代北海道札幌市/30代
名前おふたろう
所属・役職等映画フリーペーパー「スガラムルディ」メンバー/映画ライター
経歴2019年から映画フリーペーパー「スガラムルディ」へ加入
コメント私が担当した映画はアジア諸国の会話劇が多かった印象です。画的に動きの少ないものよりもカメラワークでメリハリを付けていた作品が個人的に高評価になりがちでした。その他に印象的だったのがドラゴンボールやAKIRAなど日本のアニメへのオマージュを盛り込んだ作品がいくつかあって微笑ましかったです。国内では荒削りながらも勢いを感じさせる若手監督の作品が2、3本あり熱い気持ちになりました。
出身/年代北海道釧路市/30代
名前余熱
所属・役職等映画フリーペーパー「スガラムルディ」メンバー/映画ライター
経歴2023年から映画フリーペーパー「スガラムルディ」に加入。
コメント様々な国からの作品を採点するのはとても楽しかったです。特色は国が置かれている状況によってテーマや見せ方が違います。日本の作品を全体で見ると私たちには余裕がないのかな?と思いました。映画を見ている間はスマホも触らずに社会から分離されます。そのような時間が私たちには必要だと僕は思います。
出身/年代北海道稚内市/20代
名前マイクヨージ(スカシラーキン)
所属・役職等なし
経歴映画が好きで映画学校へ行ってました。
コメント映画は時間を忘れさせてくれます。
出身/年代お茶の里CITY/40代
名前大西政幸
所属・役職ラジオディレクター
経歴10代の頃、レンタルビデオ店でバイトをしながら映画を観まくる青春を過ごしました。
コメント文化の違い、アート、エンタメ、色々と揺さぶられました。
出身/年代北海道釧路市/50代